コンサルテーションとは

コンサルテーションとは、歯科治療において主治医が病態を診断し、治療のゴールを患者さんに提案、相談することです。
自分が本当に悩んでいることを伝えることができず、常に不満を抱えながら治療を受けていませんか?
当院ではそうした患者さんの要望をかなえるためにコンサルテーションをきちんと行っています。
コンサルテーションの流れ
コンサルテーションは以下のような流れで進んでいきます。
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1
- 初診
- 問診
- 資料の収集
- 応急処置
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2
- 2回目来院
- 診断
- 治療のゴール説明
- 治療計画の立案
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3
- 3回目来院
- 治療のゴール、計画再確認
- 治療の開始
1初診
当院では初診での問診を十分に行い、患者さん一人ひとりの口腔内(歯や歯周組織など)の悩み(主訴)をしっかりと聞き取ります。
- お口の中のどこが、どのように具合が悪いのか
- その症状はいつから起きてきているのか
- どのように治療したいのか
- どのような治療経過をたどってきたのか
などいろいろな面から詳しく状況をお聞きします。
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1口腔内写真 -
2レントゲン検査 -
3スタディモデル(研究用模型)
現在の上下の顎の位置関係やかみ合わせの状態を記録するために、歯型をとり、石膏の模型を作製します。 -
4歯周検査
歯周組織の状態を把握するための検査をします。この検査結果により、歯周病の程度を調べることができます。
22回目来院
初診の後、診断、治療計画の立案をし、説明します。
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診断
初診で集めたデータをもとにして、診断をおこないます。
主訴だけでなくお口のさまざまな問題点をリストアップします。
歯、歯周組織、顎関節、かみ合わせなどの面から問題点を探し出します。
それをもとにして、患者さんの現在のお口の状態を細かく診断し、将来を見据えた説明を行います。 -
治療ゴールの設定
治療には必ず利点、欠点があります。患者さんの希望を聞きながら、治療のゴールを相談の上設定します。
人それぞれ治療のゴールは異なります。ライフステージに合わせたゴールを設けましょう。 -
治療計画の立案
患者さんが目指す治療ゴールに到達するために、必要な治療計画を立案します。
様々なオプションを選択肢にいれ、治療ゴールに到達するためにむり、むだのないように最短のルートを選択できるように工夫することが重要なのです。
33回目来院
治療ゴール・治療計画の再確認、治療スタート

治療ゴールと治療計画の再確認をします。
患者さんの了解と同意が得られた段階で初めて治療が開始されます。
もちろん状況の変化もありますので、その際にはそのつど計画は修正をおこないます。